ギターが上手くならないと伸び悩んでいる人へ

ギターの悩み ギターを挫折しない方法
ギターの悩み

岐阜県高山市でテラギター教室を運営している寺田です。

1年くらいギター経験があったり、ある程度ギターが弾ける人ほど、陥りやすい状態が「ギター演奏技術の伸び悩み」です。これはギター教室に通ったりしない、いわゆる「ギターの独学・独習者」に多い挫折の原因になる症状です。
たとえば、1年くらいコード進行の弾き語りをして10曲ほどレパートリーがある初級をクリア人が、次の段階に進もうしても上手く乗り越えられないことが多いです。
これが「ギター演奏技術の伸び悩み」です。
岐阜県高山市でギター教室を運営している寺田が紹介します。

■実はギターの経験が何年あっても別ジャンルでは初心者

ギターは経験年数に関わらず、ジャンルによって、まったく弾けないことがある楽器です。

例えば、バンドでリードギターを弾く経験が3年あったとしても、アドリブ前提のJAZZのギターパートを担当するのは難しいです。
JAZZはコード進行の知識とスケール(音階)の習得ができていないとスタートラインに立てないからです。

また独奏が前提のクラシックギター、伴奏が前提のフラメンコギターを弾くのはとても難しいです。
このジャンルのギターは、ピックではなく右手5本の指で弦を弾くので、右手の指5本が動かせるようにならないと厳しいです。
右手を動かす練習から始める必要があります。

このようにジャンルを変えると、ギターを始めた頃のような地道な練習が必要になります。

ギターはさまざまなジャンルの音楽を弾けるという素晴らしい多様性があります。
反面必要とされる技術は、ジャンルによって異なるという難しい楽器なのです。

ですから、ギター経験があっても、難易度としては弾ける曲のはずなのに、弾けない曲があるのは当たり前なのです。

■ギターの演奏技術が伸び悩んでいませんか?

ギターを教えていて、よくある相談を基に伸び悩む類型を紹介します。

1.ギター弾き語りができる初級者では無い人の例

ギター弾き語り
ギター弾き語り

ギターコードをかき鳴らしながら、歌を歌えるプレイヤーで、いわゆる「ギター弾き語り」ができるようになった人がハマる伸び悩みポイントがあります。
それは、メロディラインやアルペジオ(分散和音)が上手くできないことです。

原因は、左手の動きと右手の動きの習熟度が足りていないことにあります。

コード弾き語りをアルペジオ弾き語りにスタイルを変更する場合は、『左手の動きが同じなのに、何で弾けない?』と疑問に思うくらい上手くいかないことがあります。

実はコードストロークには、リズム(拍子)を自然に取れる性質があるため、アルペジオ演奏にするととても歌いづらく感じてしまいます。

そして演奏面ではピックで6弦それぞれを弾く場合、どこに何弦があるのかという感覚が右手に無いため、とても弾きづらくなります。

また上記で触れた右手がピック弾きから指弾きに変えると、もっと弾きずらくなります。
簡単なスリーフィンガー(親指、人差し指、中指)でのプレイにしても右手が初めての動きをたくさん経験することになります。

2.エレキで色んなギターソロが弾けてもバンド合わせでは微妙

エレキギターのパートはギターソロを除けば、ギターとしては最も簡単な音数でできています。
楽曲の中では、ほとんどが繰り返し部分のため、3カ月もすれば自然とギターソロの練習を始めることが多いです。
エレキギターは単体で楽曲を表現する楽器では無いことが多いので、ギターソロをある程度弾けるようになると、バンド演奏で音合わせをするようになります。
ここで多くの人がハマる伸び悩みポイント、一人では弾けるはずのギターソロが上手く弾けないことが多いです。

原因は、人の鳴らしている楽器の音を聴く経験やリズムを合わせる経験が無いことです。

3.中級者がハマる特定のプレイスタイルしかできない問題

上記の「1.」に近い事例なのです。
3年とかギターを弾いていると、その弾いていたプレイスタイルについては人前で上手く演奏できるようなレベル達しているとおもいます。

このとき中級者の人が感じるのが、『もっと表現の幅や違う演奏スタイルを習得したい』という思いです。

極端な例ですが、ピックを使ってギターの音を出していた人は、フィンガースタイルでギターの音をキレイに出すのは無理です。
逆も然りです。

右手のレベルがゼロから始まっていることに気づけないと、延々と中途半端な右手の演奏になってしまうため、伸び悩むことがほとんどです。

場合によっては、『自分に合わない』と判断して元のプレイスタイルにもどってしまうこともあります。

原因は、3年の経験によって初心(基礎反復練習の大切さ)を忘れてしまうことです。

■ギターで左手の経験値だけはジャンルを超えて継承される

左手の基礎練習は、どのジャンルでも指の独立と指を大きく開くことを目的にしています。
つまり自由に左手を使うための練習なのです。
ギター教室の講師の立場からいうと、ギタープレイヤー左手の動きを見れば、どのくらいの曲が弾けるのか、どのくらいのレベルにあるのか、ということがわかります

このため『ギターを何年弾いていたか?』は、あまり意味のないことで、どのくらい左手が自由に動くのかを日々チェックしたいところです。

左手の基礎練習の経験値は、どのジャンルにいってもギタースキルとして活きていきます。
それはギター演奏において左手は、音程を決める重要な役割という点が変わらないからです。

ギター教室で指導を受けられない独習者の方で伸び悩んでいるときは、頭を空っぽにして左手の練習に注力するのが良いですね。

■ギターの左手の開きのチェック方法

左手がよく開くかのチェックは、ギターを構えて実際に弦を押さえて確認します。
6弦の3フレットを人差し指、1弦の7(8)フレットを小指 で押さえてきれいに鳴れば、左手を開く練習は上手くいっています。
このとき左手を開くのにあまり力を入れなく大丈夫ならベストです。

左手を開くギタージャンルではない人は別として、上級者の人は、『6弦1フレットを人差し指、6弦7フレットを小指』または『6弦7フレットを人差し指、4弦11フレットを中指、3弦12フレットを薬指、1弦12フレットを小指』で押さえられるようになればベストです。
※クラシックのプロの演奏家でもキレイに鳴らせないことがある郷愁のショーロのコードの一つです。

ここまで左手が開けば、上級者としては十分な柔軟性があると自信を持っていえます。

■同じギターの括りでも全く違うクラシックギター

クラシックギターのヘッド
クラシックギターのヘッド

たとえば今までアコギで5年フィンガースタイルを弾いていたとしても、同じ生音でもクラシックギターに挑戦するのは、勝手が大きく違います。

響きなどを置いておいて手元にあるアコギでクラシックの曲を弾くのであれば、ある程度弾けるかもしれませんが、クラシックギターで弾いた場合初級のクラシックの曲でも弾けない可能性があります。

それはギターの形状の問題が大きいからです。
もっとも大きな違いは、アコギはスチール弦でクラシックギターはナイロン弦であることです。
ナイロン弦はスチール弦に比べて太くて柔らかいです。
押さえやすいはずなのに、押さえにくいことに驚きます。
それは、アコギに比べて弦高が1.7倍から2倍ほど違うためです。
12フレットの弦高で、アコギが3mm程度、クラシックギターが5.5mm程度になっています。
アコギをメインで弾いている人は、3mmでも高いとして弦高を下げている人が多いので、クラシックギターをアコギのように弾くのは無理です。
またネックの幅(太さ)は、クラシックギターの方が10mm長くなるためネックをロックスタイルで押さえるには限界があります。

アコースティックギターでソロギターが上手い人は?

youtubeなどでアコースティックギターでソロギターを演奏する動画がたくさんありますが、録音してイコライジングしたギターサウンドなので、再生してもギターの生音そのままを聴いているわけではありません。
実際は、ギターの弾き易さ優先で生音がそんなに鳴らなくても成立するので、フィンガースタイルのソロギターがどれだけ上手くても、右手と左手でピアニッシモからフォルティシモ(ダイナミックレンジ)を表現する必要があるクラシックの曲のような技術はありません。

アコースティックギターでソロギターを生音で披露したくても、音量のバランス問題で上手くいかないことが多いです。
ソロギターが得意なレッスン生の演奏も、単旋律の音が弱いせいで和音をジャランと鳴らす音が大きすぎて、曲のバランスが崩れていることが多くなりがちです。
youtubeの奏者のように和音(コード)の音を控える演奏にするしかないのですが、音が弱いためリビングのような広さでもアンプにつなぐなどして聴いてもらうのがいいかもしれません。

このため、アコースティックギターでソロギターが上手い人であっても、クラシックギターの楽曲を弾くには、ギターを撫でるような弱い音の右手を根本的に鍛え直す訓練が必要になります。

スラム奏法などの打楽器系ギターの上手い人のクラシックギターは?

ギターの指板や表面板を叩いたりとスラップ音を多用したパーカッションを加えたアコギの演奏に、スラム奏法というものがあります。
フラメンコギターのゴルペ奏法と似たところがありますし、クラシックの曲にも1980年代の比較的新しい楽曲(それ以前から)にも前からスラップ音を使う楽曲はあります。
このため、特殊奏法を含む楽曲には対応しやすいかもしれませんが、アコギとクラシックギターの違いは大きな壁になります。

スラム奏法自体はリズムが中心の演奏法で、伴奏の方が活躍する場面が多いです。
実験的にチューニングがあまり合っていない状態のギターでも、パーカッションとしてスラム奏法は成立することがあります。

クラシックギターでスラム奏法はできるので、クラシックギターとアコギの違いに慣れれば、ナイロン弦版のスラム奏法は簡単に移行できるでしょう。

ただ、クラシックギターの曲を弾くのは、スラム奏法が上手くても、初級者用の基礎練習から行う必要があります。

■クラシックギターの演奏技術はすべてのギタージャンルに活かせる?

1年クラシックギターの練習をすれば、独学のギター10年に勝る経験を得ることができるといっても過言ではありません。

たとえば、ギターで弾き語りを1年弾いてきた人が、その後1年クラシックギターの手ほどき受けたなら、押さえらないコードは無くなるでしょうし、一般的に高難度とされるアコギのソロギターも簡単にできるようになっていることでしょう。
フィンガースタイルのアルペジオは簡単すぎて逆に驚くかもしれませんし、スリーフィンガースタイルなら初見でできてしまうかもしれません。

このくらいギター技術が一気に上昇します。

ギター講師として本音を言えば、アコギで伸び悩んでいる人はアコギのギター教室行くよりもクラシックギターの教室に通えばいいのになぁと思ってしまいます。
クラシックギターの教室は、ト音記号の楽譜だけが多くて練習しづらいため敬遠されてしまいます。
当ギター教室はTAB譜を併記した楽譜でレッスンを行います。それはクラシックギターの受け口を多くしようとされていたギター演奏家のBENBOLT氏に習ってこの方法を取っています。やっぱり誰でもギターを取り組み易いというメリットがとても大きいからです。

クラシックギターは、ギターの生音を聴いてもらうための訓練が基本になります

右手を左手を自由に動くように訓練し、小さい音から大きい音を出す訓練をすることになります。このため、右手は繊細で力強くなくてはならないですし、左手はただ音程を押さえるだけにとどまらず、大きい音を出すために強く押さえる訓練も当然に必要になります。

この訓練はすべてのギタープレイに活かすことができます。

左手の動きと強さはもちろんですが、音量のダイナミズムはジャズのフレーズの強弱にも活きてきます。
音楽を小節単位で弾くことで、アコギの弾き語りのリズムがグッと安定することでしょう。
滑らかな左手の動きは、エレキのギターソロの習得を速めてくれるはずです。

このようにギターを弾くすべての人に良い効果が期待できるのがクラシックギターの練習といえます。

■ギター教室に通えば伸び悩みは簡単解決!

たとえば、講師である私の例を挙げるなら、コード譜の伴奏なら初見でできますし、ソロギターのフィンガースタイルの楽譜も見ながら弾ける速度(譜面の先を見ながら弾ける速さ=モデラートくらい)なら、初見で弾けます。

講師である私の演奏技術であれば3年クラシックギターの教室に通っていれば、到達している人も多いのではないでしょうか?

当ギター教室であれば、そのくらいのギター演奏技術が付くと思います。

ギターの演奏で伸び悩んでいるなら、ギターの演奏の基礎となる土台を固めるのが一番の近道です。

アコギのギター教室で基礎を学び直すのもありですよ。
当ギター教室であれば、アコギでもクラシックギターでもエレキギターでも何でもレッスンしています。

興味のある人は下記URLをチェックしてみてください。