Fコード本当は簡単 ギターを諦める前に知っておきたいこと

Fコード基本の押さえ方 ギターを挫折しない方法
Fコード基本の押さえ方

岐阜県高山市でテラギター教室を運営している寺田です。

昔も今もFコードがギターを諦める最初の登竜門のようにされています。
しかしクラシックギターを学ぶ小学生中学生で、Fコードができない人はいません。

この違いを知ることで、間違いなく誰でもFコードが弾けるようになります。

エレキやアコギを始めて、Fコードの壁に嘆く必要はありません。
独学で何となく弾けるのは2割もいませんし、コードの音が鳴らなくて当たり前なのです。

是非、本記事を読んで、誰でもFコードを克服できることを知ってください。

■ギターの始めやすいからこそのデメリット

ギターは楽器の中でも特に気軽に始められる優れた面があります。
だからこそ、「ギターを弾くのは簡単」だという先入観で始める傾向が強いです。
その結果として、ほとんどの人が独学であったり、独学で弾けるようになった友人から教えてもらいながら練習する人が多くなります。

つまり、正しいFコードの押さえ方を知らないけど、Fコードを弾こうとしているのです。

今はYoutubeでも様々な動画で正しいやり方を知ることができるから大丈夫だと思っていませんか?

残念ながら、人の手の形はそれぞれ違います。
このため、自分にとってFコードの鳴らし易い位置は、人によって微妙に違います。

この違いを認識するには、正しく鳴ったFコードと自分のFコードの違いを修正する能力が必要になります。

つまり、動画を見てできる人は、押さえ方を知るだけでできる能力が備わっているのです。

Fコードの弾けない人が検索して動画をチェックしても、なかなか上手くいかないのは「自分の手に合わせること」がよくわからないからなのです。

ギターを学ぶ小学生中学生で、Fコードができない人はいないのは、その人に合わせてギター講師がベストな押さえ方を教えているからなのです。

すぐに解決したい人は、1回のスポットレッスン(3,000円から6,000円)などを検討するといいかもしれません。
たった1回でも、問題を解決して次の段階に進めることでしょう。

■ギターコードを押さえる左手の間違い

ギターで簡単なコードから始めたと思います。
例えばEmコードなどは、始めた1日目から弾けるようになるほど簡単な押さえ方です。

1~3カ月くらいすれば、Cコード、Aコード、Dコード、Eコード、Gコード、このマイナーコードまで弾けるようになっているかもしれません。
これらで何曲か弾けるようになるかもしれません。

Fコードが上手くできない人へ、ここで省みて欲しいのが、ギターネックを握る左手がシェイクハンドでコードを押さえていないかどうかです。

Fコードができない人のほとんどは、下記画像のようなシェイクハンドでEコードを弾くときでもギターネックを握り締めていませんか?

Eコードの押さえ方シェイクハンドで
Eコードの押さえ方シェイクハンドで

シェイクハンドで弾くプレイスタイルを否定するわけではありませんし、初心者にとってギターネックを握ってコードを押さえてしまうのは仕方がないことでもあります。

ギターを始めるまで、手は「握ること」と「弱い力で繊細なこと」しかしてこなかったはずです。

だから、押さえる力の出易い普段の手の使い方に近いシェイクハンドという左手の動きになってしまうのです。

初心者にとってそれは、「左手がギターを弾く手」になっていないからギターネックを握っているのです。

■Fコードは左手が初めて体験するクラシカルスタイル

Fコードが難しいと言われる原因は、初めてクラシックスタイルで左手を使ってコードを押さえているからなのです。

だから、Fコードを押さえられなくて当たり前なのです。

冒頭で挙げたクラシックギターを学ぶ小中学生は、Fコードでつまづくことはほとんどありません。

これは、クラシカルスタイルで練習をしていることで、左手が自然と強く育っているからなのです。

シェイクハンドの場合、左手の指先の皮膚が固くはなるのですが、コードを押さえるくらいの動きでは左手の指を動かす筋肉はあまり強くなりません。

■ギターの左手の握り方ロックスタイルとクラシカルスタイル

1.ネックの握り方には、代表的なスタイルが二つ

ギターのネックの握り方の使い分けについて考えてみましょう。

ネックの握り方には、大きく分けて代表的なスタイルが二つあります。

一つはクラシカルスタイルと呼ばれる握り方で、ネックの裏に親指を当てます。

クラシカルスタイルで押さえるときの形
クラシカルスタイルで押さえるときの形

もう一つはロックスタイル(シェイクハンド)の握り方で、親指をネック上から出してネックをガッチリ握りこむものです。
シェイクハンドともいいます。

シェイクハンドの押さえ方
シェイクハンドの押さえ方

2.ロックスタイル(シェイクハンド)のメリットデメリット

シェイクスタイルは親指をネックの前に持ってきて握りこむようなフォームスタイルになります。

ネックを包み込むように握るので、ギターを低く構えることができます。
また安定感があり、ライブなどで動き回って弾いても演奏が乱れにくいです。

低音弦のミュートをこのシェイクスタイル時に親指で行ったり、6弦と5弦を押さえたりもします。

しかしFコードのようなバレー(セーハ)コードは、不得意で弾けないコードもあります。

また、バレーコードが苦手だと言う人がこのフォームを使ったりもします。

しかしバレーコードは押さえれるようになっていたほうが後々、いいので、バレーコードができないからこのフォームを使用するというのはおすすめしません。

ちなみに、ジミヘンドリックスもこのスタイルだったようですが、手の大きさが日本人に比べて圧倒的にデカいので、真似するのはとても難しいです。

3.クラシカルスタイルのメリットデメリット

クラシックスタイルの握り方のコツは手のひらに小さな卵があるようなイメージで握りましょう。

親指はネックの裏の真ん中にもってきます。それ以外の指は前に出しましょう。

Fコードの音が鳴りづらい人差し指の使い方
Fコードの音が鳴りづらい人差し指の使い方

左手の指の自由度が圧倒的で、ロックスタイル(シェイクハンド)の2倍は左手が開き、指を独立して動かすことができます。

ネーミングからもクラシックのギタリストが多用するスタイルというイメージが先行しますが、200年の歴史から続く左手を動かす効率的なスタイルです。

ロックでもジャズでもどのジャンルでも使用するフォームスタイルですので、しっかりこのクラシックスタイルを習得したいところです。

この便利なクラシカルスタイルのデメリットは、シェイクハンドと違い、習得する練習が必要なことです。
特に親指だけで左手を支えているので、とても疲れやすくなります。
じっくり正しく練習をすすめないと故障の原因になることがあります。


ちなみにクラシックギターの曲をシェイクハンドで弾くのは不可能ではありませんが、左手の可動域が小さいので中上級のクラシックギターの曲は弾けません。

■Fコードを弾ける左手に育てるには?

クラシックギターを弾けるカリキュラムをこなせば、誰でもできます。

といっても、クラシックの練習は楽しくないので、別の意味で挫折してしまうことでしょう。

このため、今あなたが弾けるコードをクラシカルスタイルで押さえるようにしてみましょう。
例えばCコードやEコードをクラシカルスタイルで押さえてみてください。

Cコードの押さえ方クラシカルスタイルで
Cコードの押さえ方クラシカルスタイルで


どうでしょうか?
指に力が入らないことに驚いている人が多いのではないでしょうか?

今弾き語りできる曲のコード進行をクラシカルスタイルでするようにしましょう。
それを2週間ほどつづけることで、左手の指が馴染み、Fコードが押さえられる指に育ってきます。

クロマチックスケールをおすすめしたいところですが、初心者にとって苦痛が大きいです。
知っている人は、クラシカルスタイルでクロマチックを1日5分こなしましょう。

■Fコードを左手に覚えさせよう

クラシカルスタイルでのコード弾きに並行して、Fコードの形を左手に覚えさせましょう。
Fコードは、左手の4本指全部を使うため、場合によっては初めて指全部を使うかもしれません。
下記画像のように、①「押さえる」②「離す」を順に繰り返してみましょう。


①Fコードの練習 弦を押さえる

Fコードの練習 弦を押さえる
Fコードの練習 弦を押さえる

②Fコードの練習 フレットから離す

Fコードの練習 フレットから離す
Fコードの練習 フレットから離す

2週間もすれば、自然とFの形を左手ができるようなっています。
※ピアノなどでいう神経が繋がるという状態をつくりましょう。

■Fコードを押さえにあたって左手人差し指について

人間の指先は、感知能力が高いため、ギターの弦は指の第一関節を立てて、指先で弦を押さえることがとても大事です。
対して、Fコードは人差し指の腹の部分や付け根部分を使って、1,2弦を押さえる必要があります。
指の腹の部分や付け根部分の感知能力があまり良くないため、どのように押さえているのか、ちゃんと押さえられているのか、ということがわかりずらいのです。

また指の形は人それぞれなので、解説動画やアドバイスやコツを見ても、なかなかその通り上手くいきません。

自分の指を触って、どのあたりが押さえやすいか調べてみましょう。
セーハで押すときは指の真裏でなく、親指よりの指の側面の方が骨や関節、弾力があって押しやすいです。
ちょうど良い部分を1弦、2弦にうまくあてているか注意してください。
下の図のように人差し指の側面を当てるようにしましょう。

Fコードは人差し指の側面を使う
Fコードは人差し指の側面を使う

わからない場合は、1回のスポットレッスンなどを利用したり、思い切ってギター教室に行くのが一番早く弾けるようになります。1カ月6,000円程度なので、教則本を2冊買うよりは、確実なレベルアップができます。

■まとめ:Fコード本当は簡単 ギターを諦める前に知っておきたいこと

・シェイクハンドスタイルで弾くと左手が育たない
・左手が育っていないから、Fコードを弾けないのは当たり前
・クラシカルスタイルでコードを弾いて左手を成長させよう
・Fコードの形を左手に覚えさせる
・左手人差し指の使い方について

是非左手が強くなるクラシカルスタイルで、弾ける曲のコード弾きを遊んでみてください。

2週間もすると、あなたの左手がギタリストの手に変わってくることを実感できるはずです。

この実感が得られたら、Fコードの克服はすぐにやってくるでしょう。

ギターを諦める前に、2週間だけでも試してみてください。

1回3,000円のマンツーマンレッスンで疑問、問題を一気に解決して楽しいギターライフにしましょう。