岐阜県高山市でテラギター教室を運営している寺田です。
ギター始めて1日目から取り組める基本コードの一つです。
本当に初めての人にとっては、左指(左手)の先が柔らかいので、痛みを感じる人も多いですし、
男性の場合、指が太くて3本指を上手くまとめることができない人もいます。
また共通して1弦が鳴っていないミスも多いです。
この記事では、ギターAコードの押さえ方のコツと将来の上達につながる押さえ方やコードに関する考え方を紹介しています。
初心者にとってギターのAコードは簡単なのか?
コードは和音のことをいい、3和音(3つの音)の組み合わせで響かせるコードをトライアドコードと呼んでいます。基準となる音(ルート音)と、明るさを表す3度、装飾的役割を持つ5度の3つの音で構成されます。3度と5度の音程を変化させることで、コードの響きが変化します。
上記のようにコードを理解して弾くというのは、実は難しいものです。
ではなぜ、ギターの初心者はコードを弾くところから入るのかというと、やっぱりギターを弾きながら歌を歌うスタイルをよく目にするからです。
それではAコードの押さえ方を見ていきましょう。
ギターのAコード おすすめの押さえ方

こちらがおすすめのAコードの押さえ方です。
コード演奏は、コードを変更しながら曲が進行するため、コードチェンジがスムーズであることが一番重要になります。人差し指を使わずに小指を使った方が次のコードチェンジがとても楽になります。
また、2フレットに指がぎゅーぎゅー詰めになってしまうので、小指の細さが押弦を楽にしてくれます。特に男性の場合は、指が太くて物理的に入らない人もいます。

ギターのAコードを押さえる4つのコツ
一つ目のコツ 3本指を一つのかたまりにすること
3本の指を一つの団子にするイメージで押さえます。
それくらいぎゅっとしないと押さえるのが上手くいかないので、「こんなに!?」と思うくらいくっつけて押さえてみましょう。

2つ目のコツ 指は「コ」のように立てて押さえる
上の画像のように指は「コ」の字のように立てて押さえること、これはギターの弦を押さえるときすべてにいえることです。
指の第一関節までの腹の部分ではなく、指先(爪から出ている部分)で押さえなくてはキレイな音がでません。
指の第一関節がフニャッとエビ反りにならないようにしましょう。
3つ目のコツ フレットに寄せて押さえる
フレットの金具のラインから遠くなるほど、押さえる力が必要になります。
このためなるべくフレットに寄せて押さえることを心がけましょう。
ただ、3本の指が同じフレットにある関係でとても狭く、特に4弦を押さえる指はフレットからかなり離れてしまいます。
これは仕方がないので、無理の無い範囲で寄せるようにしましょう。
4つ目のコツ 初心者はシェイクハンドでコードを押さえよう
ネックをグッと握るシェイクハンドは、ロックスタイルとも呼ばれるネックの持ち方です。
下記の画像がシェイクハンドです。

手のひらがべったりとネックに接触し、親指がネックの上から出ているのが分かります。
この方法の利点は、楽ということに尽きます。
ギターを弾いたことが無い初心者は、指の力がありませんので、手が日常的に力を使いやすい握るという動作を使う方が、弦に力を伝えやすいです。
ギターのAコードの6弦は鳴ってもいい
Aコードの構成音は、『ラ』『ド♯』『ミ』 の3つです。
ルート音がラ=A
長三度がド♯=C♯
完全五度がミ=E です。
と表現されることもあります。
ルート音とは、コード名になる音を示しています。
コードのダイヤグラムには、6弦は「×」が書かれているので、鳴らさないのが普通ですが、6弦が鳴ってしまっても実は、響きとしては問題ありません。
なぜなら、6弦の開放弦の音が「ミ=E」なので、Aコードの構成音の一つに含まれるからです。
どのコードも6弦からジャランと弾くのではなく、コードに合わせてピックの当て始める箇所を調節します。
初めのうちは6弦から弾いてしまうでしょうが、Aコードは5弦から弾くように右手を意識するだけで、6弦のアタックが弱くなり、6弦が鳴り過ぎないようになります。
少しずつ右手の訓練もしましょう。
なお、ミュートすることを推奨することがありますが、アコースティックギターであればミュートはしなくていいです。
6弦が共鳴した方が、和音に深みが出るので、何か特別なこだわりや和音の響きが邪魔になる場合は、親指でミュートしましょう。
なお、クラシックギターの世界で6弦をミュートすることは、作曲家が指示しない限り99%ありません。むしろ共鳴音を利用した12弦ギターを使用する人がいるくらいです。
※アコギの12弦ギターとは違う構造です。

エレキギターでAコードを弾く場合の6弦ミュートは?
ダイヤグラムそのままのAコードを鳴らす場面は、クリーントーンで弾くことがほとんどです。
つまりアコースティックギターに近いサウンドづくりになるので、ミュートが必須ではありません。作曲者の指示で、6弦を雑音と指定された場合にミュートすればOKです。
エレキらしく歪ませてかき鳴らす場合、上記ダイヤグラムのローコードの押さえかたではなく、5フレットのハイコードが基本になります。または、ローコードをパワーコードにして弾くくらいです。
エレキでローコードのパワーコードを弾く時は、音数の関係で6弦は鳴らさない方がいいので、必ずミュートしましょう。
5フレットのAのハイコードは、押さえるフォーム上、ミュートが不要なダイヤグラムになるので、ミュートの有無は考慮する必要がありません。
Aコードの他の押さえ方も知っておこう
人差し指1本で押さえるAコード
下のダイヤグラムや画像のように人差し指1本で押さえる方法もあります。

この方法は指太い(大きい)場合、やむを得ず選択しなくてならない人もいます。
この場合、人差し指の第一関節までで、4弦-3弦-2絃 の3本を押さえる長さが必要になります。

小指を使わないAコードの押さえ方
よくギター教則本で紹介されている押さえ方です。

力の入れやすい指を使うので、押さえやすくはなります。
ただ指が太い3本を使うので、めちゃくちゃ狭くておさえずらくもなります。
下の画像のように指の太い人はかなり厳しいです。

慣れてきたらAコードをシェイクハンドで弾くのをやめよう
初心者のうちは仕方がないですが、Aコードをクラシカルスタイルでも押さえられるようになっておきましょう。
クラシカルスタイルのネックの握り方は下の画像のようになります。

ネックの裏側は親指だけで支える形になっているのがクラシカルスタイルです。
なぜこのスタイルを推奨するのかというと、左指の自由度が2倍以上向上するためです。
外人のように手が大きければいいのですが、素早く動かすだけではすぐに限界がきてしまいます。
エレキギターのソロでも難しくなると、シェイクハンドで弾けないフレーズでたくさんあります。
初心者がつまづきやすいFコードは、クラシカルスタイルで押さえるのが普通です。
このFコードを攻略するとき、クラシカルスタイルで押さえることに慣れていないと、左指の力が全く育っていない状態で挑戦することになってしまいます。
これがFコードで初心者が挫折してしまう大きな要因なので、Aコードに慣れてきたら、シェイクハンドで弾くのを一旦やめましょう。
Fコードを親指を使って押さえたりしてシェイクハンドで弾ける範囲の音楽ジャンルだけやる人やエレキギターで複雑なギターソロをやる予定の無い人は、クラシカルスタイルの持ち方はやらなくていいです。
わからない場合は、1回のスポットレッスンなどを利用したり、思い切ってギター教室に行くのが一番早く弾けるようになります。1カ月6,000円程度なので、教則本を2冊買うよりは、確実なレベルアップができます。


中級上級レベルでギターのAコードを弾くことはある?
もちろん弾くことはありますが、主に『ギター弾き語り』を演奏するときに限られます。
逆にダイヤグラム通りのAコードが出てくるのが珍しくなります。
パワーコードであったり、鳴らさない弦があったりします。
ジャズなどであれば、構成音を使って単音の旋律でアドリブを構築したりします。
クラシックギターであれば、分散和音の複雑な最終的な響きとしてAコードを構成したりします。
このようにまさしくAコードという使い方は無くなっていきます。
まとめ:ギターAコードの押さえ方のコツ
この記事ではギターのAコードの押さえ方のコツを4つ紹介しました。
このコツを踏まえてAコードをきれいに鳴らせるようになるでしょう。
1カ月ほどして指先が固くなれば、より小さい力で押さえられるようになるので、少しでもギターで押さえる練習をしましょう。
また将来のギタースキルのためにAコードをクラシカルスタイルで弾くことのメリットを説明しました。
左手のネックの握り方で、クラシカルスタイルはほとんどの曲を弾ける万能なものなのでぜひ初心者の内から慣れておきましょう。







