ギターを弾く初心者の手が痛くなる理由と改善方法

ギターの弦を押さえると痛い ギターを挫折しない方法
ギターの弦を押さえると痛い

岐阜県高山市でテラギター教室を運営している寺田です。

初心者が手が痛くなる主な理由は、指先に硬い皮が形成される過程や不適切な技術、弦の張力が高いことなどが考えられます。

改善方法としては、軽い弦を使う、適切な手の位置を保つ、短時間の練習を定期的に行うことが有効です。

手首や腕の痛みが続く場合は、専門家の助けを求めることが重要です。

■ギターの初めはだれでも指先は痛い

楽譜と譜面台
楽譜と譜面台

左手の指先は、だれでも痛くなります。
それは、だれの左手もギターを弾く指先になっていないからです。

初心者がギターを弾き始めると、弦を押さえることで指先に圧力がかかり、痛みを感じることがあります。
これは、指先に硬い皮が形成される過程で起こる自然な身体の反応です。

ギターを教える経験上、この痛みは通常数週間から1ヶ月程度続き、
その後指先が強くなり、痛みが軽減・無くなります。
これはギター学習の初期段階では避けられない部分で、ギターを弾く指先を作る進歩の兆候ともいえます。

■ギター初心者特有の痛み原因

ギターをがんばる少年
ギターをがんばる少年

一般的なギターコードのようにプロギタリストも使うものから、ギターの練習を始めることが多いです。
まだ指も開かない状態なので、ゆっくり押さえることになるのですが、これがとても指には過剰な負荷を与えています。

曲を演奏するとき、一つの同じコード押さえ続けている時間は、「1~4秒」しか押さえていません。
これに対して初めてのときは、一つのコードを60秒以上押さえていることもあります。
このようなことは、実際の演奏ではほとんどありませんし、コードチェンジのときに手の力は脱力してるので、5分の曲でも5分間休みなく力を入れっぱなしということは無いのです。

独学の場合はやむを得ないこともありますが、こういった意味で初心者のときのコード練習が一番つらいといえます。
コードをある程度できてしまえば、ギターの弾き語りができてしまうので、楽しみは大きいのですが、ギターの練習がつらくてやめてしまう原因になることが多いです。

逆にクラシックギターの場合は、まずはギターを弾く指を作るところからになるので、曲に入れずあまり楽しくないかもしれませんが、段階を踏んで上手くなっていくので、練習がつらくてギターをやめるということは無いです。
※クラシックギターの場合、曲中にある複雑な和音に触れますが、コード表にあるコードを個別に覚えるようなことは基本的にありません。

■痛くてもギターを練習いっぱいすればいいの?

ギターの悩み
ギターの悩み

指先の痛みは一時的なもので、1週間以上続くこともあります。
治療は必要ありませんが、アイシングなどで一時的に痛みを和らげることはできます。

しかし、指先に硬い皮が形成されるまでギターを弾き続けるのが最善の治療法です。

また、痛みという刺激が多いほど、指先の皮は硬く(厚く)なる傾向があります。
とはいえ、「いっぱい」練習するのは、違う問題を引き起こす可能性がありますので、初めのうちは「程々」を意識しましょう。

違う問題とは、指先が痛いために手首や身体全体のフォームが崩れてしまい、別の箇所に痛みが出てしまうことです。

■良い痛みと悪い痛み

ギター楽器
ギター楽器

指先の痛みはだれでも発生するのですが、「手、手首、肘、肩、首」に痛みがあるときは要注意です。

特に筋肉や手首にひどい痛みが発生しやすいです。
これは、テクニックの不十分さからくる身体のサインです。

初心者のうちは、必要以上に強く弦を押さえすぎたりして、痛みや筋肉、手首のトラブルを引き起こす可能性があります。

手首に無理をさせていたり、身体全体が曲がっていたり、不自然な力が身体に負荷を与えている状態です。

■ギターで指先以外の悪い痛みはすぐに改善しよう

独学で挑戦している場合は、鏡を見ながら体が斜めになっていないか注意しましょう。
手や手首が痛い場合は、手首の位置に問題があるので、ギターの持ち方をいろいろ試してみてください。

ギター教室に通っている人は、正しい姿勢を思いだしながら、鏡を見て修正しましょう。

■痛みは根性で乗り越えるものではない

ギターを弾く女性
ギターを弾く女性

重要なことは、根性でガムシャラにやっても、すぐに指先が硬くなって痛みがなくなるというものではないことです。

左手指先の痛みが強いときには、ギターを触る時間減らし、弦を押さえるのではなく指を動かす練習にとどめるなどの方法をとりましょう。

だれでもギターを弾き続ければ指先は、ギターを弾くのに適した硬さに育っていきます。

1カ月で落ち着く人もいれば、2カ月かかる人もいます。
概ね3ヶ月続けられれば、誰でもギターを弾く指先になっていることでしょう。

痛みを根性で乗り越えるのではなく、やり過ごすようにしましょう。

■ギター弾きの根性は継続に使おう

ギターという楽器は続けることで、指先の痛みから解放されます。
『今日の1時間の練習より、毎日の10分の練習』が、遠回りのようで、一番の近道です。

少し思い出してください。
学校に通っていたころ、音楽の授業が1週間に1時間くらいあったかと思います。
授業中しか音楽をしなかった人は、毎回の授業始めは楽器を上手く扱えず、初心者のようにドレミの確認から、また始めていたことでしょう。

このように楽器を弾くという技術の習得は、たまに1時間やってもあまり意味がなく、毎日少しでも弾くということがとても重要なのです。

根性や精神論は、毎日続けることに使うようにしましょう。

■ギターをを弾いて半年経っても痛いときの対処法

クラシックギターのヘッド
クラシックギターのヘッド

以下の方法で手が痛くなるのを軽減し、快適にギターを弾くことができます

①軽い(細目の)弦を使う
軽いゲージの弦に交換することで、弦を押さえる力が減り、指先への負担が軽減されます。

②ギターのセットアップを調整する
弦の高さを専門店で調整してもらい、必要に応じてナイロン弦のギターを検討してください。

③正しい手の位置を保つ
手首を真っ直ぐに保ち、指を軽く曲げ、親指をネックの裏側に自然に置くようにします。

④短時間の定期的な練習
1日10~15分程度の短い練習を毎日行い、徐々に指を強化します。

⑤休憩を取る
長く練習できるときでも、15~20分ごとに手を休ませ、疲労を防ぎます。また手の状態を確認しましょう。

⑥ウォームアップを行う
演奏前に軽いストレッチや簡単な音階練習で指を準備します。
いきなり4本指で押さえるようなコード練習に入る前に、指1本1本を動かすようにしましょう。

⑦適切な力で弦を押さえる
必要最低限の力で弦を押さえるようにし、無駄な負担を避けます。

⑧一時的な痛みの軽減
指先の痛みがひどい場合は、氷を当てるか、弦を押さえるのではなく弦をポジションを触れるだけの練習にしましょう。

⑨専門家の助けを求める
手首や腕の痛みが続く場合は、医師やギターのインストラクターに相談してください。

■まとめ 指先の痛みについて

左手の指先の痛みは、ギターを始めた人すべての人が経験するものです。
痛みに立ち向かい過ぎないよう、適度にやり過ごし、少しずつ毎日練習することで改善されていきます。
痛みがなくなった時、あなたの左手はギターを弾く準備が整っていることでしょう。

指先以外の痛みがあるときは、大きな問題になることが多いので、ギター教室に相談したり、医師に相談しましょう。